歌ものとは

2022年03月16日 10:44

私の仕事は基本的に作詞作曲でありますが、アレンジも頼まれればやらせていただいております。
最近はアレンジの方が増えてきている気もしますが、ガチ勢のアレンジャーさんに比べればまだまだ全然です。。
でも好きなので喜んでお受けさせていただいてますし、できる限りご希望に添えるように尽力しております。

それら以上に最近オファーを多くいただいているのが、歌もののエディット作業です。

要するに、レコーディングした歌をあれやこれやいっぱいいろんなことをして、完成させる作業です。

歌はこの作業なしでは作品にはまずなり得ません。
もちろん、レコーディングしたそのままを、なんの手も加えずリリースされる人もいらっしゃるのかもしれませんが、昨今ではちょっと聞いたことがないですね。
最低限、リバーブやディレイや、EQをいじったりコンプをかけてみたり、様々なプラグインで色を加えて聴くに耐えうるものに仕上げていくのが普通です。
それに加えて、歌のピッチ修正やリズム修正、ビブラートなどの調整、さらにハモリパートを作ったり、それはそれは色々とやることがございます。
ダンスものや、エレクトリックなサウンドのものであれば声の方もそちらに寄せなければなりません。
サウンドの一体感というか、オケと歌の協調性を整える必要があります。
それらの作業全般をお願いされることがここのところ増えてきました。

実は歌のエディット作業ってものすごく地味で、しかも根気との戦いです。
そりゃもうピッチも何もかも完璧で、ハモリも完璧で、声質も素晴らしくほとんど手を加える必要性がなければあっという間に完成しますが、なかなかそうはいきません。
ピッチに関してはもはや機械の如くきっちりしないと、昨今では厳しいものがあります。

そう思うと、その昔、まだピッチ修正や諸々のことができなかった時代の歌手ってのは
べらぼうに歌がうまかった、と言えます。

私のミックスやエディットが好きな方と苦手な方は絶対いらっしゃると思うのですが
私は割と歌そのものも楽器の一つとして馴染ませていくタイプです。
極端に歌だけをドーンと出していくよりも、わりかしサラッと聞かせたいタイプです。
なのでめちゃめちゃアコースティックなものは私には向いていないかもしれませんね。

もちろん、頼まれればなんでもやるのですが。

レコーディングされた歌を切ったり貼ったり、重ねたり、声質を変えたり、さまざまやって完成品がとにかくおしゃれでカッコよければそれでいいと思ってます。
完成された作品ですので、それ自体がカッコよければ、極論どんな手を使っても良い。

そんな感じで歌のエディットはさせていただいております。

ダンス系とか、KPOP系、ボカロ系、パフュームっぽいのとか
そういうのは得意なのでオファーございましたらぜひ。

せっかくなので、カッコ良い作品を作りましょう!

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